「第22回日本抗加齢医学会総会」にて、順天堂大学医学部・ 日本スポーツ協会公認スポーツドクター でもある小林弘幸教授が「バナナの摂取が及ぼす健康効果の検証」に関する発表をされました。
腸内細菌叢の乱れと様々な疾患の関連性が話題になる中、バナナが腸内環境に及ぼす科学的なエビデンスの検証が実施され、検証の対象となった方々の半数以上がバナナを食べて2週間で健康効果を実感する結果となったそうです。
本日は、バナナの高い健康効果の秘密「レジスタントスターチ」についてご案内いたします。
「レジスタントスターチ」(難消化性でん粉)
分解・吸収されにくい性質のでん粉、食物繊維と同様の性質を持ちます。
食物繊維には「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の2種類がありますが、「レジスタントスターチ」はこれらの2つの特徴を兼ね備えています。

不溶性食物繊維「善玉菌の家をつくる」
善玉菌が腸内で生き続けるには、家が必要になります。その家となるのが不溶性食物繊維。
居心地のよい家を得た善玉菌は、腸内で働きながら、大腸の奥深くにある直腸まで運ばれます。その結果、腸内の不要なものが便として排泄され、体内をキレイにできるのです。
水溶性食物繊維「善玉菌のエサになる」
善玉菌が腸内で生き続けるには、エサも必要になります。そのエサとなるのが水溶性食物繊維、善玉菌が好むブドウ糖の塊である「レジスタントスターチ」です。
おいしいエサを得た善玉菌は、腸内で増殖するとともに、短鎖脂肪酸という物質を排出します。これが大腸の粘膜を厚く丈夫にして、毒素の侵入を防ぎ、免疫力を高めます。また、血中脂質や血糖値の急激な上昇を抑える可能性もあり、生活習慣病の予防効果が期待されています。
ハイパー食物繊維「レジスタントスターチ」
大腸の奥深くにある直腸。この直腸まで善玉菌をしっかりと運び、必要な短鎖脂肪酸を供給するのが、「レジスタントスターチ」の重要な役割です。
この役割は、便として流れ出てしまう不溶性食物繊維、腸の奥に届く前に食べられてしまう水溶性食物繊維には果たせません。2つの食物繊維の長所を兼ね備えた「レジスタントスターチ」だからこそ果たせるのです。
便の量を増やすには、不溶性食物繊維または「レジスタントスターチ」が有効。便の質をよくするには、水溶性食物繊維または「レジスタントスターチ」が有効です。

より高い整腸効果を期待するなら「グリーンバナナ」
バナナに含まれる「レジスタントスターチ」は水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2つの機能を兼ね備えた成分として、注目されています。 バナナは成熟して、黄色に色づくにつれ、レジスタントスターチの含有量が減少します。グリーンバナナの方が、より多くのレジスタントスターチを豊富に含んでいます。
グリーンバナナと熟したバナナでは、その栄養素はほぼ変わりません。レジスタントスターチを多く含み、糖度の低いグリーンバナナの方が、より高い整腸効果やダイエット効果が期待できるのです。
























