グリーンバナナパウダー

知っておきたい。バナナのこと

私たちが日常スーパーで目にするバナナ。グリーンバナナパウダーの説明をしているとお客様から多々質問されるのです。黄色バナナとの違いや産地について。私たちが取り扱っているインドネシア産のグリーンバナナについて、それ以外のバナナについても調べてみる機会が増えているので、グリーンバナナパウダーを取り扱う「83labo」として自分たちだけでなく、広く知ってもらおうと思い、よく聞かれる質問を調べてまとめて見ました。

その1 バナナの品種はいくつあり、どんな違いがあるのですか?

世界には1,000種類以上のバナナが存在しています。それぞれの国で生産し消費されていますが、世界中で最も商業化されているのは、キャベンディッシュタイプのバナナです。これは世界の生産量のおよそ47%を占めています。キャベンディッシュバナナは、1ヘクタールあたりの収穫量が多く、茎が短いため雨や風にも強く、自然環境の影響を受けにくいという特徴を持っています。また、キャベンディッシュバナナは自然災害からの回復が早いことでも知られています。さらに、キャベンディッシュバナナは、世界で年間約500億トン生産されています。

アメリカやヨーロッパのEU市場に供給されているバナナのほとんどはキャベンディッシュです。他の品種よりも世界的な物流に強いため国際的な貿易に適しています。

ちなみに、83laboが取り扱っているグリーンバナナパウダーとして生産使用しているバナナは、サババナナと呼ばれています。短く太いバナナで主に揚げ物や調理用として活用されています。

その2 バナナが多く生産されている地域はどこですか?

世界のバナナ生産量の多い国です。日本ではフィリピンや中南米のバナナを見ることが多いですが、以外にもインド、中国が1,2位となっています。インドネシアは3位です。

順位国名生産量(1,000トン)
1インド30,460
2中華人民共和国(中国)11,656
3インドネシア7,281
4ブラジル6,813
5エクアドル6,583
6フィリピン6,050
7グアテマラ4,342
8アンゴラ4,037
9タンザニア3,407
10コロンビア2,914
バナナの生産量が多い国 ベスト10

出典:Food and Agriculture Organization of the United Nations (FAO) – FAOSTAT – Production, Crops, Bananas(2021年4月)

はるか昔から、アフリカで食べられているバナナの約70~80%は調理用のバナナです。そして重要な主食でもあります。バナナ生産量は2000年の約6,700万トンから2017年にはおよそ1億1,400万トンと世界中でその生産と消費は増加しています。

その3 バナナの平均的な収穫量は?

バナナの生産は、国や品種によって異なります。一般的にスーパーでならんでいるキャベンディッシュ種の商業用バナナ生産では、1ヘクタールあたりの平均収量はおよそ40~50トンです。フィリピンやインドなど大規模生産者の中には、1ヘクタールあたりの平均収量がおよそ60トンに達するところもあります。また、小規模生産者で1ヘクタールあたりおよそ30トンです。

フィリピンのデータによると、バナナの種類によって生産性のレベルに差があり、主に地元市場向けに生産されているSaba(調理用バナナ)やLakatan(Cavendishの仲間のデザート用バナナ)などの品種では、1ヘクタールあたりの平均収量が11~13トンに少なくなっています。(Philippine Statistics Authority)

その4 生産量はどのように拡大しているのですか?

バナナ需要の増加を満たすために、インドや中国の主要生産国は主に収穫面積を増やしてきました。灌漑システムの改善に加え、肥料や植物検疫、農薬の使用量を大幅に増やすなどし、農場レベルでの生産性向上が生産拡大を可能にしました。また、インドと中国は国内需要の急速な伸びに対応し生産量をますます拡大しています。近年、インドと中国はそれぞれ収穫面積を約2倍に拡大し、収量もそれぞれ48%と83%増加しました。

これは、世界人口が70億人を突破したこと、さらに急速な生産拡大の主な要因は、発展途上国の人口増加に伴う消費要求の高まりによるものでした。そのため、世界の生産量増加の大部分は、ブラジル、フィリピン、そして特にインドや中国などの消費量の多い上位生産国によるものです。
近年では、 健康意識の高まり から欧米市場での需要増加も生産量増加に寄与しており、欧米の消費者の間ではバナナの消費が大幅に増加しているのです。

その5 バナナの生産コスト構成は?

バナナの生産コストは、主に人件費、肥料代、植物検疫や農薬の使用料などです。肥料や農薬の支出は、単価の上昇や使用頻度の増加により近年増加傾向にあります。
例えば、バナナの最大の輸出国であるエクアドルの商業貿易バナナの生産コストは、直接・間接人件費が38%、農薬やその他の投入物が40%、輸送費が7%、残りは材料、一般サービス、設備などで構成されています。

参考資料 AEBE(エクアドルバナナ輸出協会)

その6  バナナの最大の輸出国はどの国ですか?

主な輸出国はエクアドルで、2014年から2018年の間、年平均で世界のバナナ輸出総量の3分の1を占めています。その他の大規模な輸出国は、フィリピン(2010年から2016年の間に13%の数量シェア)、コスタリカ(13%)、グアテマラ(12%)、コロンビア(10%)と続いています。

中南米からの輸出の大部分は、北米市場、西ヨーロッパ、日本、ロシア連邦に向けられており、アフリカとカリブ海からの輸出は主にヨーロッパ市場で、フィリピンからの輸出は主にアジア市場で取引されています。有機バナナの主な輸出国はコロンビア、ペルー、ドミニカ共和国です。

その7  バナナの輸入が多い国はどこですか?

圧倒的に最大の輸入国は欧州連合です。2010年から2016年の間に世界の輸入総額の年平均32%をEU市場が占めており、アメリカ(25%)がそれに続きます。続いて、ロシア連邦(8%)、日本(6%)、さらに、生産量の多い中国(5%)も注目すべき輸入国なのです。有機バナナの主な輸入国は、イギリスとなります。

その8  バナナの主な消費国はどこですか?

バナナには多くの品種があり、消費に関する正確な統計は把握されていないままです。統計上の国別で一人当たりの消費量が最も多いのはフィリピン(約60kg/年)で、次いでブラジル( 約60kg/年 )と言われています。しかし、ウガンダ、ルワンダ、カメルーンなどの多くのアフリカ諸国では、一人当たりのバナナ消費量が200kgを超えているものと推測されます(キャベンディッシュ以外のバナナやプランテーンを含むすべての種類)。特にこれらの国の農村部では、バナナが1日のカロリーの25%を占めることもあるからです。毎年世界で1,000億本以上のバナナが消費されていると推測されています。

バナナは、後発開発途上国や低所得の食糧不足国において、主食として家計の食糧安全保障に貢献するだけでなく、換金作物として所得創出にも貢献しており、特に重要な意味を持っています。バナナ生産国10カ国で行われた調査によると、零細農家の毎月の家計収入の内、バナナ栽培による収入が約75%を占めていることが明らかになりました。

その9  バナナの価格はどのように推移していますか?

バナナの市場は非常に細分化されています。国内の価格の動きは国際的な価格の動きとは異なることが多く全体的に見て、欧州連合や米国などの大市場における輸入価格は、近年、1キログラムあたり0.90~1ドル程度で比較的安定しています。一方、小売価格はより多様な動きを見せています。例えば、米国の小売価格はほぼ安定していましたが、フランスの小売価格は2010年から2016年にかけて顕著な上昇傾向を示しています。

国際市場におけるバナナ価格は、燃料価格、特にバナナの輸送コストに影響を与えているいわゆる「バンカーオイル」にも影響を受けます。また、現地市場では、現地通貨の対米ドル為替レートに応じてバナナの価格が大きく変動します。

その10  バナナが直面している課題は?

バナナは世界で最も生産され愛され消費されている食品の一つです。生産規模が大きく、灌漑や植物の病気をコントロールするためにしばしば過酷な生産方法が採用されています。バナナ生産が環境(土壌、水、大気、動物、人間、生物多様性)や資源利用に与える影響は非常に懸念されています。

バナナ生産におけるもう一つの大きな問題は、生産コストの上昇が続いていることです。国際的な取引業者や大手小売チェーンの間で高い競争が繰り広げられ、価格に強い下降影響を与えていることも相まって、労働者の賃金や貧困状態に陥っている零細農家への生産圧力は継続している事実があります。低価格は、生産者にとって、適正な賃金の支払いや持続可能な生産方法への投資を大きく妨げるため、この分野の他の課題に対処する上で大きな障害となっています。

私たちは考えています。

83laboは、考えています。グリーンバナナパウダーを取扱い販売することで現地生産者や生活水準の向上だけでなく、世界的な食糧事情に取り組み、小麦に代わる代替素材としての活用を、未来ある子供たちに残せるものは何かを。企業の取り組みとして考えています。

     

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